↓ メインコンテンツへスキップ
  1. Archives/
  2. 海外情報/

2018.12号 香港編(3)

·1482 文字·3 分

皆様こんにちは、株式会社コアブリッジの柳です。
今号は香港編の最終回ですが、香港に限定せず、アジアにおける日本企業の進出状況について触れます。

日本企業の海外現地法人数

経済産業省の海外事業活動基本調査によると、2016年度における地域別の日本企業の海外現地法人数は以下のようになっています。

地域企業数割合
アジア16,51266.2%
北米3,23513.0%
欧州2,90011.6%
中南米1,3955.6%
オセアニア5872.4%
アフリカ1780.7%
中東1520.6%
全世界24,959100.0%

上位五位の国は以下です。

順位国企業数製造業非製造業
1位中国(本土)6.3633,7452,618
2位米国2,9981,1091,889
3位タイ2,1791,255924
4位香港1,163204959
5位シンガポール1,106193913

※数字は経産省の「海外事業活動基本調査」の2016年度実績から引用

※アンケート調査による回答を集計したもので、実際の数とは差異があるはずですが、東洋経済新報社から出版されている『海外進出企業総覧』でも、数値の差異はありますが、おおよそ同じ割合になっています

■日本企業のアジア現地法人数

上記のうち、「アジア」の内訳と、直近5年間の推移は以下の通りです。

国2012年2013年2014年2015年2016年直近増減
中国(本土)6,4796,5956,4326,6706,363-307
タイ1,8071,9442,0202,1742,179+5
香港1,2211,2121,1721,2301,163-67
シンガポール9741,0331,0371,0851,106+21
インドネシア7878679571,0181,027+9
台湾872907892921898-23
ベトナム610687740843883+40
大韓民国759797792818783-35
マレーシア714731733770769-1
インド410470495536553+17
フィリピン468467500531546+15
ミャンマー1329547481+7
カンボジア2231364549+4
バングラデシュ25272927270
スリランカ21192023230
ラオス1116142019-1
パキスタン1717161816-2
マカオ66487-1
ブルネイ443330
ネパール333330
その他11121514140
合計15,23415,87415,96416,83116,512-319

※数字は経済産業省「海外事業活動基本調査http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/kaigaizi/result-1.html」の各年度調査実績から引用

※2016年度の実績を基に2017年に調査が行われ、2018年に公開されています。このため、2016年度のデータが、2018年に公開された最新版です

■直近の状況

上記を見ると、おおよそ以下のような傾向があります。
・中国(本土、香港、台湾等を含む)への進出が減少した(撤退が増えた)
・ASEAN諸国への進出が増えている(撤退は減っている)
昨今の米中情勢を考えると、この傾向は次期調査結果でも続く可能性があります。
また、アジアの現地法人の売上高は、数字は載せてはいませんが、中国もASEANも同様に減少傾向にあります。

しかし、経常利益は上昇を続け、過去最高水準にあります。内部留保が増え、製造業の研究開発比は総じて減少しています。

香港編は以上で終了です。
ではまた次回お会いしましょう。

※本文中の数値等は執筆時点のものです